月経カップが漏れる/開かない/痛い時は

身体に合う月経カップに出逢うと
いわゆる「漏れ」とは無縁になりますが
慣れるまでは何回か失敗することもあります。

他にも「開かない」「痛い」などの
トラブルの原因と解決法を考えてみましょう。

なかなか開かない?
月経カップが開かなくて漏れる

畳んで挿入した月経カップが
膣内で開いて、膣壁に密着すると
装着完了なのですが

これが、なかなか
開かないという場合があります。

気づかずにそのまま放置していて
結果、漏れてしまうことも。

そんな時は、カップの底に近い方を親指と人差指で持って
中で少し回してみると、開きやすくなります。

そのまま、人差し指と親指で挟んで
幾つかの方向から押してみるのも有効です。

また、膣内の形は個人差が大きいので
月経カップを装着する位置を
少し奥にしてみるなど、
開きやすい所を探してみましょう。

どうしても開かない場合は
一度外して、折り方を変えるなどして
再度装着しなおしてください。

経血量が多くて漏れる時は
こまめに取り外し&補助的にナプキンを

経血が多い2日目などは、容量オーバーで
経血が漏れることもありがちです。

経血量が多い人は特に、2.3時間で
取り外し経血を捨てる方が無難です。

それ以外でも、ライナーで対応可能なレベルながら
少し漏れる場合がありますので
心配な間は、補助的にナプキンをあてておくと安心です。

(ちなみに筆者は初日と2日目のみ、薄い布ナプキンを保険的に1日1枚使用しています)

サイズが小さすぎませんか?

・経血量さほど多くない
・ちゃんと開いている

・・このような状態でも「漏れる」場合は

そもそも、使用しているカップの大きさが
身体に合っていない可能性があります。

サイズが大きいカップを試すのも
1つの手段です。

中には、普段は小さいサイズを使い
経血量が多い日は大きいサイズを使う
という使い分けをしている方もおられます。

月経カップは痛い?
ステムなら切って調整して構わない

使い始めは、下腹部に違和感を感じることもありますが

月経カップは柔らかい材質のため
カップ自体が膣内で痛む原因になることは
まずありません。

ただし、ステムという尻尾の部分が
会陰に引っかかることで、痛みが生じることがあります。

ステム自体は取り外し時用の、補助的な役割なので
無くても問題はありません。

万一、引っかかって痛い場合は
都合の良い長さに自分でハサミで切って
調整すれば良いものです。

ちなみに、指の爪が尖っていたり長過ぎると
取り外し時に会陰や膣壁を傷つける可能性があるので
ネイルは適度な長さにしていた方が無難です。

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